船長、西村和也さんの人となり
BY 豆蔵
凪であろうが、時化であろうが、ただがむしゃらに相島通いをしていた頃です。
シーズンになると、ほとんど毎週の休みに釣りに行っていたので、波の高い日などは、釣り客が自分一人と言う時も有ったりした。それでも、船を出してくれていたので、気兼ねしながらでも釣りをしたい気持ちが先立って、船長の好意に甘えていた。
そんな状況のある日、釣り客は自分一人で北西の風波3m。上がる瀬は、相島港近くの「州頭」しかない。当然そこに上げてもらい、未解凍のオキアミをアミとかし網に入れて海へ投げ込んだ時、何かの拍子にヒモが取れて、そのまんまエサが流れて行ってしまいました。
船長に電話するとすぐに来てくれて、船に飛び乗り、流れたオキアミ魂を船上から探すも、夜明け前で辺りは暗く、回収は出来なかった。エサが無ければ釣りは出来ない.....
「さて困った!」と落胆していると、船長がすかさず携帯で萩の釣り具屋さんに電話してくれ、「今から取りに行くから、エサを浜崎まで持って来てくれ!」.....と。
そして、私を「州頭」に戻し、エンジン全開で、浜崎港までエサを買いに行ってくれました。
客1人に萩ー相島間を2往復!!
この出来事は忘れられないエピソードとして、私の清福丸ライフに刻まれています。
トホホ.....ずっこけ回収劇
● 相島の高波止で釣っていて、当たりが無く退屈なので「置き竿」にしてボーとしてたら、いきなり何か食って来て、竿ごと海中へ!!運良く波止の沖で船長が潜水漁をしていたので、竿は無事に帰って来た。
ナイスです船長
● 泳がせ釣りをするために、港内の波止で小アジを釣っていて、フタ付きの水汲みバッカンで生かしていたら、ヒモがはずれてバッカンが海底へ!そこへ“どねぇ〜せたそきゃ〜”と船長登場。コチラは諦めていたのに、手カギに竹を継ぎ足して、粘る事30分。見事に回収してくれました。
お見事!船長